私のロシアカメラ遍歴(Zorki編)

―私のところにやってきたカメラ達、去っていったカメラ達―


● Zorki 1 / Zorki 2 / Zorki C / Zorki 2C / Zorki3 / Zorki 3C / Zorki 4 / Mir / Zorki 4K / Zorki 5 

ゾルキー 1
タイプ type-1d
標準レンズ インダスタール50・ 5cm/f3.5 沈胴式
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1/20〜1/500秒
ファインダー 二眼式レンジファインダー
フィルム装填 底蓋着脱式
大きさ/重量 W134×H67×D47(沈胴時)mm/510g
製造年 1953年〜54年
作例とコメント


(写真をクリックすると拡大します)

大須大道町人祭り・2000年10月14日撮影
ゾルキーはライカコピー機としてフェドと同様知名度が高いロシアカメラです。「ЗОРКИЙ」とは「目敏い、洞察力のある、注意深い」と言う意味だそうです。
私が購入したZorki1はライカDIIのコピーで、よくある話ですが、このカメラにはスプールが付いていませんでした。とりあえずZorki4のスプールで代用しようとしましたが駄目で、ボディから取り出せなくなってしまいました。結局ラジオペンチのお世話になりましたが、これでは写真が撮れないと売主にクレームをつけてなんとか手に入れることができました。
小振りで私の手にピッタリサイズのボディと何となく怪しげなロシア製LマウントのINDUSTAR-50沈胴。3群4枚、絞りバネ8枚、最短撮影距離は1mです。外観はエルマーをコピーしていますが、レンズ自体は絞りバネの位置がエルマーと異なるのでテッサーのコピーだと思われます。
早速写してみたくなり、大須の大道町人祭りに行ってきました。結果はすばらしい写りでした。ピントもよくきていますし、カラーのぬけもよく、50年近く前のものとは思えません。恐るべしロシアカメラ、ロシアレンズです。また愛機が一台増えてしまいました。


ゾルキー 2
標準レンズ インダスタール22・ 50mm/f3.5 沈胴式
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1/20〜1/500秒、セルフタイマー付き
ファインダー 二眼式レンジファインダー
フィルム装填 底蓋着脱式
大きさ/重量 W134×H67×D47(沈胴時)mm/520g
製造年 1954年〜56年
コメント
Zorki1にセルフタイマーとアイレットが付いたタイプ。製造台数が約10000台と少なく、コレクターズアイテム化しています。
本機には、製造本数2000本程度とこちらも希少なインダスタール22・ 50mm/f3.5 固定式のレンズが付いていました。


ゾルキー C
標準レンズ インダスタール22・ 50mm/f3.5 沈胴式
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1/25〜1/500秒、シンクロ接点付き
ファインダー 二眼式レンジファインダー
フィルム装填 底蓋着脱式
大きさ/重量 W134×H80×D47mm/530g
製造年 1955年〜58年
作例とコメント


(写真をクリックすると拡大します)
ゾルキー1の後継機です。シンクロ接点付きで、シャッターダイヤルの下にタイムラグの調節レバーがあります。調節範囲は0〜25msですが、残念ながら私は使い方が分りません。ロシア語の取説がありますが全く読めませんので。巻き戻しはこの機種から巻き戻しのレバーがなくなり、シャッターボタンの台座を回してねじ込む方式に変更されました。
馴染みの喫茶店の中で試写してみましたが、結構キッチリと写ります。低廉なバルナックカメラといったところです。


ゾルキー 2C
標準レンズ インダスタール22・ 50mm/f3.5 沈胴式
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1/25〜1/500秒、シンクロ接点・セルフタイマー付き
ファインダー 二眼式レンジファインダー
フィルム装填 底蓋着脱式
大きさ/重量 W134×H80×D47mm/560g
製造年 1955年〜60年


ゾルキー 3
標準レンズ ジュピター-8・50mm/f2
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1〜1/1000秒
ファインダー 一眼式レンジファインダー・視度調節付き
フィルム装填 裏蓋底蓋一体着脱式
大きさ/重量 W143×H84×D72mm/710g
製造年 1951年〜54年


ゾルキー 3C
標準レンズ ジュピター-8・50mm/f2
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1〜1/1000秒、シンクロ接点付き
ファインダー 一眼式レンジファインダー・視度調節付き
フィルム装填 裏蓋底蓋一体着脱式
大きさ/重量 W143×H90×D71mm/700g
製造年 1955年〜56年
Zorki 3C のバリエーション


ゾルキー 4
標準レンズ インダスタール50・ 50mm/f3.5
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1〜1/1000秒、シンクロ接点・セルフタイマー付き
ファインダー 一眼式レンジファインダー・視度調節付き
フィルム装填 裏蓋底蓋一体着脱式
大きさ/重量 W143×H91×D72mm/690g
製造年 1956年〜73年
Zorki 4 のバリエーション
1917年のロシア革命後50周年を記念して製造されたモデルです。
ZORKI-4の書体がロシア文字ではなく、アルファベットの筆記体になっている珍しいタイプです。製造台数は少ないようです。


ミール
標準レンズ インダスタール50・50mm/f3.5
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1/30〜1/500秒、シンクロ接点・セルフタイマー付き
ファインダー 一眼式レンジファインダー・視度調節付き
フィルム装填 裏蓋底蓋一体着脱式
大きさ/重量 W143×H91×D72mm/690g
製造年 1959年〜61年


ゾルキー 4K
標準レンズ インダスタール50・50mm/f3.5
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1〜1/1000秒、シンクロ接点・セルフタイマー付き
ファインダー 一眼式レンジファインダー・視度調節付き
フィルム装填 裏蓋底蓋一体着脱式
大きさ/重量 W143×H91×D72mm/690g
製造年 1972年〜78年


ゾルキー 5
標準レンズ インダスタール50・ 5cm/f3.5 沈胴式
画面サイズ 24×36mm
シャッター 横走行布幕、B・1/30〜1/500秒、シンクロ接点
ファインダー 一眼式レンジファインダー・視度調節付き
フィルム装填 裏蓋着脱式
大きさ/重量 W135×H81×D49(沈胴時)mm/620g
製造年 1958年〜59年



ゾルキー4K 使用感想 投稿者:遠藤修一郎さん  投稿日:2003年 1月16日(木)18時10分26秒
ソビエトカメラの中では品質も良く、安心して使えます。年代も比較的新しく、程度の良いものが入手できるようです。なぜ゜、こんな良いカメラの製造を止めてしまったのでしょうか。シャッターは、非常に金属的な音ですが、キエフよりも耐久性があるようです。標準レンズはインダスター50とジュピター8の2種類がありますが、両者の発色はかなり違っています。前者がどちらかというと冷色なのに対し、後者は暖色の傾向があるようです。2本備えて使い分けると面白いでしょう。


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