2001.12.16
バルナック型ライカを超えたか ゾルキー4 (Zorki4)
ゾルキーはフェド、キエフとともにロシアカメラを代表するカメラです。中でも、このゾルキー4は製造台数も多く(1956年から1973年までに約130万台ほど生産されたそうです)、機能的にもバルナック型ライカカメラより優れている点がありお買い得なカメラの1台です。国内でも比較的安価に手に入りますが、例によって、海外オークションで入手しました。
海外オークションの魅力は価格もさることながら、届いた小包を開ける瞬間のスリル感です。期待と不安の入り混じった複雑な気持ち…、これは経験した者にしか分かりませんね。このために、あえて冒険(リスク)を犯すのです。期待通りか期待以上あるいは期待外れ、まさに天国か地獄かといったところです。
後日届いたゾルキー4はブラック仕様(後塗り)で、外観は非常に綺麗なものでした。シリアルナンバーは6568***で初期型(1965年製)です。レンズはロシアレンズの基準からいくとかなり美品にあたる固定鏡胴のインダスタール−50(Industar−50)50mm/f3.5ブラックが付いています。シャッター速度は倍数系列で上向きのセルフタイマーが組み込まれています。ファインダーは縦横のズレもありません。シャッターも見た目では全速OKのようです。スプールもちゃんと付いているし(本当は当たり前のことなのですが最近は付いていない方が多いです)、久しぶりの当たりかなぁ…。
このゾルキー4はバルナック型のライカカメラと同様のM39のスクリュ−式レンズマウントで、ライカレンズと互換性があります。また、バルナック型のライカカメラより優れた点が、一眼式距離計の採用で明るく、ピント・構図が合わせやすいこと、裏蓋底蓋一体着脱式なのでフィルム装填が容易なことなどあります。また、ファインダーの視度調整や、ボディにアイレットが付いており、ロシアカメラの中ではフェド2と並んで非常に人気が高く、愛用者の多いカメラです。
操作を簡単に説明しますと
1 フィルムの入れ方は裏蓋を開けます。
2 巻き上げノブの下の部分の筒(スプール)を外してスリットにフィルムの先端を差し込みます。
3 そして巻き上げノブを回します。きちんと入っているのを確認したら裏蓋を閉めます。
4 シャッターを押します。巻き戻しノブを止まるまで回します。
5 もう一度(巻き戻しノブの矢印が反対方向に回っているのを確認しながら)巻き上げてシャッターを押します。もう一度繰り返します。
6 カウンターを「0」に合わせます。
7 巻き戻しノブのところにレバーがあるので、視度調整します。これで準備完了です。
8 撮影は@フィルムを巻き上げ、A絞りを決め、Bシャッター速度を決め、Cピントを合わせ、Dシャッターを切ります。この順番を守ってください(AとBは逆でもよい)。シャッター速度はアクセサリーシュー隣にあり、ダイアルを上に持ち上げながら回転させて速度を設定します。シャッター速度ダイアル下のリングはフラッシュの同調調節ダイアルです。
9 ピントはファインダーの中央部で二重像を合致させ合わせます。眼の位置で二重像が出たり消えたりしますので、いろいろ試しコツを覚えてください。
10 巻き戻しは、シャッターボタンの皿の部分を時計方向に回します(ねじ込みます)。次に巻き戻しノブを回します。
11 裏蓋を開け、フィルムを取り出して完了です。
試写した結果も、想像以上に上出来でした。光線漏れもなく、コマの不揃いもありません。描写性、色の再現性も申し分ありません。インダスタール−50って本当に凄いレンズなんですねー。
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| Zorki4+Industar-50(2001年12月1日撮影) |
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