数年前、通販で沈胴式ズミクロン50mmF2をゲットしました。値段は1万3千円ポッキリでした。気楽に使えるレンズを探していたので、おもわず飛びついて買ってしまったのです。
シリアルナンバーは1143***で、1954年製でした。外観はまあまあでしたが、グラスが少し汚れていたので早速クリーニングすることにしました。
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蟹目ドライバーで慎重かつ大胆にレンズをバラバラに分解しました。中玉、後玉は以外と綺麗でクリーニングの必要はほとんどありませんでした。さて、前玉のクリーニングに取りかかったところ、無水エタノールでいくら拭いても汚れが取れません。頑固なカビかなとよくよく見ると、なんと全面に細かい傷がびっしり付いているではありませんか。汚れと思っていたのが傷だったとは!
何か騙されたようでがっかりしましたが、値段が値段だからと諦め、(でもちょっとショックでした)防湿保管庫の片隅に置きっぱなしにしていました。
しばらくして、ショックから立ち直った?私は一度このレンズを使ってみることにしました。 そして、出来あがった写真を見てビックリしました。
開放近くで撮った写真はふわっとした感じのソフトフォーカスが綺麗にかかり、その時の空気まで写っていたのです。これは前の所有者がこの効果を出す為にわざとサンドペーパーをかけたのではないかと思ってしまいました。もっとも、私だったら間違っても高価なライツのレンズに細工をするなどしませんが。また、絞り込んで撮った写真はカチッとクリアーで傷の影響はほとんどありませんでした。
巷では、レンズのカビ、傷、曇り等に神経質ですが、以外とレンズ自身は太っ腹な性格なのかもしれません。何だか、安価で二本のレンズを手に入れたようで得した気分になってしまいました。
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| ライカM4+沈胴式ズミクロン50mmF2 |
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